2018
02.27
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結婚式はエンターテイメントだ【#6】映画「今夜、ロマンス劇場で」が描く愛のカタチとクラシカルウェディング

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以前のコラム「ミーハープレ花嫁に贈る、2018年上半期注目の映画3選」よりスタートした「~ミーハー女子のための、テーマ探しコラム~」第1弾となる映画『今夜、ロマンス劇場で』を観てきました!

 

2月10日の公開よりオープニング2日間で約12万6000人を動員(映画.comより)。近年の映画界では珍しい、完全オリジナル脚本という事もあり大きな期待を胸に映画館へと足を運んできました。大道具や衣装を含めた美術面がとてもとても好みな作品でした。映像としてはフィルム映画のようなオールド感を出すのではなく、恐らく映画のテーマの1つでもある“色のある世界”がより際立つようなクリアな質感。モノクロシーンは温かみのある映像になっていました◎

 

ストーリーは前回ご紹介した通り、映画の中から飛び出してきた美雪(綾瀬はるか)と健司(坂口健太郎)の切なくも美しい恋を描いた物語。すべてを書いてしまうと、これから観に行く方の楽しみを奪ってしまうので、ざっくりとした感想を。設定の細かな点やキャラクター1人1人の人間性など、もっともっと繊細に描いてほしいと思える箇所ももちろんありました。ですが非現実的なストーリーの中で描写される“愛する人に出会えた奇跡”や“運命と向き合い、諦めないこと”は、現実世界で目にするよりもずっと“ホンモノ”のように感じました。

 

 

そんな、普通とはちょっぴり異なる“愛の道すじ”を描いたこの映画にも、結婚式に活かせるヒントがたくさん隠されていました。そして、この映画の注目ポイントは多種多様な「衣装」。そこで今回は「衣装」をメインに展開していきたいと思います♪

 

 

<クラシカルコーディネイトで気分はプリンセス>

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物語の冒頭、舞踏会の場に現れた美雪が身につけていたドレス。しっかりとした素材のパニエを合わせてふんわりと広がったスカートが、なんともロマンチックな雰囲気。クラシカルなロイヤルウェディングを彷彿とさせるには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

 

まずは、繊細なタッチで描かれた刺繍。トレンドでもある刺繍デザインは、デザインパターンも数多くあります。スカートの裾部分に施されたタイプを選べばアンティークドレスのようなイメージに◎

 

次に大切なのが、衿の形。バレリーナ・ネックと呼ばれるこのデザインは、名前の通りバレリーナの衣装によく使われるもの。浅く広く肩口まで開いた衿もとが、デコルテラインを美しく見せてくれるんです。

 

そしてぜひ取り入れてほしいのが、シンプルデザインのジュエリーです。女性の憧れでもあるティアラには大粒のダイヤが入っていない華奢なタイプをチョイス。その煌めきが際立つように、胸元には短いタイプのパールネックレスがぴったりです。

 

このポイントを押さえておけば、美雪のような情緒あるコーディネイトの花嫁になれること間違いなし!ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

<ネイビードレス×ボンネ×パールで上品花嫁ルック>

pearl-2407275_1920のコピー

個人的に1番好きなシーンは、物語中盤でストーリーが大きく動き出す“蛍のシーン”でした。共に生きることを心に決めた健司が、その想いを美雪に伝えようと蛍が飛び交う美しい川辺に連れ立つシーン。

 

無数の蛍が放つほのかな光が2人の表情を照らし出す様は、夢のように美しく儚げで。そしてそこから展開する物語を想い、胸が苦しくもなりました。

 

そんな幻想的なシーンで存在感を放っていたのが、ネイビーのドレスとヘッドアクセサリーのボンネでした。一見すると暗闇に埋もれてしまいそうなネイビーカラーも、つやのある質感と動きのある布のカッティングでしっかりとその美しさを主張してくれます◎

 

70年代ごろのウェディングでもトレンドとなったボンネは、しっかりとまとめ上げた髪も柔らかく演出♪

 

物語の中で最も重要なシーンの1つでもあるこのシーン。切なさと互いを想う心情が儚くも美しく描写されているので、お互いを想い合うウェディングシーンにぜひ取り入れたいワンシーンとなっていました。

 

 

<モノクロ×カラーの映像演出はプロフィールムービーに活かして>

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衣装が印象的な作品ですが、演出アイディアとしてご紹介するにあたり外せないのがモノクロからカラーへの映像演出です。

 

物語の終盤、映画の中にいる美雪はこれまでと同じモノクロの世界に包まれていました。そこに登場するのが1輪の花を持った健司。彼の愛を受け入れ幸せを心いっぱいに感じた美雪を待っていたのは、カラフルに彩られた世界でした。

 

そんなドラマチックな演出を取り入れられるのが、披露宴の冒頭で流すプロフィールムービーです。新郎新婦それぞれの幼少期から2人の出会いまでの軌跡が映し出されるムービー。2人が出会うことでより世界が輝いたという意味合いも込めて、出会いの最初の1枚からカラーにすれば、静止画が続く映像も印象的なものになるはず♪

 

今は専用のソフトを使わなくても簡単に加工ができるので、手作りのプロフィールムービーを予定している方は1度試してみてくださいね。

 

 

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なんのために結婚をするのか

どうして人は結婚するのか

 

その答えはきっと1つではないし、そして正解なんてないと思います。結婚は決してゴールではなくて、むしろこの先に続く長い人生のスタート地点。結婚という1つの選択をした理由や意味を、自分自身が選んだたった1人のパートナーと共に人生をかけて探していくもの。

 

“愛のカタチ”や“結婚”というものについて、ファッショナブルにそれでいて情緒的に描いた映画『今夜、ロマンス劇場で』。大切なひとと一緒に観ていただきたい1本でした。